NR200QM 赤外線ビームセンサ
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4段のハイパワービームと変調方式で安定した長距離警戒を実現
特長
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- 小動物や落葉などによる誤動作を防止するため、縦に4段配列したビーム(上段2本・下段2本)を同時に遮断しないと検知出力しないAND警戒方式です。また、片段のビームを遮断すれば検知出力するOR警戒方式も選べます。
- 複数台数を多段積みする場合、直線上の機器間の干渉による誤動作を防止するための時分割変調方式を採用しています。
- テスタ出力ジャックに加え3連LEDによる受光レベルメータ、ブザーによるサウンドチェック機能を備えており、簡単・確実な光軸調整を行うことができます。
- 近距離警戒時の壁からの反射による干渉や他ビームセンサへの干渉を防止するため、警戒距離に応じて適切な投光量に設定できる投光量調節機能を備えています。
- 濃霧、豪雨、積雪などの環境悪化による受光レベル低下を、検知出力を発する前に環境出力でお知らせします。
- 国際規格IP54適合、防塵・防水性能が大幅に向上しました。
- 選択ポイント
- 感度余裕100倍、距離余裕10倍のハイパワー4段式ビームセンサ。受光レベルに応じて発報レベルを調整し、常に快適な感度余裕を維持コントロールします。また、変調方式を採用することで、複数のセンサを多段積みにした設置、警戒が行えます。
- レベルメータ機能
- 光軸調整時、受光レベルの状態を3 個のLED で表します。受光レベルが増えるに従って、点灯→速い点滅→遅い点滅→消灯と状態が変化していきます。
- サウンドチェック機能
- 光軸調整時、受光レベルの状態をブザー音でお知らせします。受光レベルが増えるに従って、継続音(低い音“ピー”)→継続音(高い音“ピー”)→2 連音(ピコピコ)と音程が変化していきます。 本機能はサウンドスイッチ(受光器の設定スイッチ)をオンにしている間働きます。
- 投光量調節機能
- ビームセンサの投光器から放射しているビームの強度は、最大検知距離(NR60QSなら60m)で対向させたときに正常動作するように設計されています。従って、近距離警戒の場合は受光器には非常に強いビームが入射していることになります(下図)。その場合、思わぬ場所からの反射や回り込みなどの影響を受け、正常な警戒ができない場合があります。それを防止するために対向距離に合わせて投光量を調節し、最適な警戒を行うための機能です。
- 環境診断機能
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環境の悪化(雨、霧等)により、受光器の赤外線受光レベルが極端に落ち、警戒状態を維持するのが困難な状態が4 秒以上続いた場合(環境悪化状態)、環境診断灯を点灯し、環境診断出力を行います。本機能はバイパススイッチ(受光器の設定スイッチ)の設定と、アンド/ オア設定(受光器の設定スイッチ)により、以下の動作を行います。
- ビームの広がり
- ビームには広がりがあるため、近接する壁等からの反射による干渉を受け、正常な警戒ができなくなる場合があります。本機のビームの広がり角は約0.7°ですので、以下を参考に取付位置や間隔を決定してください。
機能説明
仕様
品名 | ビームセンサ | |
品番 | NR200QM | |
電源入力 | DC10.5V~28V(無極性) | |
消費電流 | 135mA(最大) | |
警報出力 | アラーム | 無電圧接点出力1cDC30V0.2A |
環境診断 | 無電圧接点出力1bDC30V0.2A | |
タンパ | 無電圧接点出力1bDC30V0.1A | |
警戒距離 | 200m以下 | |
検知感度 | 50msec~500msec(可変) | |
グループ・チャンネル切替 | 2グループ×4チャンネル | |
投光距離調整機能 | 有り | |
使用温度範囲 | -25℃~+60°RH95%以下 | |
設置場所 | 屋外 | |
色調 | ブラック | |
質量 | 投光器:約1.2kg/受光器:約1.2kg |