HD-TVIカメラ
HD-TVIのご紹介
CCTVの市場動向
2012年以降、CCTV市場は主流であったアナログカメラからIPカメラへの流れが加速しています。集合住宅、学校、公共施設などではアナログカメラに対するニーズが依然として根強いものの、低価格化、メーカー各社によるIPカメラの積極的な事業展開、アナログとIPのハイブリッド化への取り組み強化などが見られ、IPカメラの普及を促進しています。解像度についてもVGAから720P,1080Pと高解像度化が進んでいます。しかし、2015年は、アナログ方式で低価格の高解像度(HD)のカメラが続々と発売され、今後更に長距離化、PoC化される事が予想されます。価格優位性が無くなった従来のアナログカメラは衰退し、本格的にアナログHDに移行され市場を大きく賑わす事になると思われます。
HD-TVIとは?
2014年秋以降、安価で高機能なチップセットが開発された事がきっかけとなり、新しい規格(TVI、CVI、AHD)の製品がリリースされ始めています。 HD-TVIとはHigh Definition Transport Video Interfaceの略で、アナログ方式でHD画質(720P及び1080P)の監視が可能なシステムの規格です。
HD-TVIシステムのメリット
HD-TVIカメラは従来のアナログカメラに比べて低価格、また4倍以上の高画質(200万画素)で、ケーブルも同軸ケーブル(3C-2V)で約300m伝送可能となっております。同軸ケーブルを利用するという点ではHD-SDIカメラがありますが、伝送距離が極めて短く、信号帯域が非常に大きい事がデメリットでした。 しかしHD-TVIは既存のアナログシステムの配線をそのまま利用し、高画質監視、録画、再生が実現できます。
監視カメラの種類・特徴・価格
監視カメラの種類・特徴・価格は以下のようになります。
アナログ | HD-TVI | HD-SDI | IP | |
---|---|---|---|---|
解像度 | 約48万画素 | 約200万画素 | 約200万画素 | 約200~約500万画素 |
伝送媒体 | 同軸ケーブル | 同軸ケーブル | 同軸ケーブル | LANケーブル |
推奨伝送距離 | 200m以内(3C-2V) | 300m以内(3C-2V) | 100m以内(S-5C-FB) | 100m以内(Cat5.e) |
映像遅延 | なし | なし | なし | あり |
コスト | 安価 | 安価 | 高価 | 高価 |
暗い場所でも高精細なカラー映像を実現、
低照度技術「ダークハンター」
業界で最も先進的な低照度技術を用いた「ダークハンターシリーズ」は、高感度CMOSセンサーを組み込むことにより、低照度環境に対応したソリューションを提供します。 ダークハンターのカメラシリーズは、赤外線LED無しでも、極めて低い光量を目に見えるレベルまで増幅し、低照度環境下でもHD/フルHD解像度かつカラー映像で、高精細な画像を提供します。 また、内蔵されたWDR・DNR・ダイナミックシャッター技術により、低照度環境でも状況を識別することができます。
ラインナップ
8CH TD-TVI DVR
16CH TD-TVI DVR
監視カメラ用に適した高信頼性・高耐久性モニタ
10.1型ワイド。HDMI入力端子搭載。
SC-MVCP0601
アナログHD用電源重畳装置
SC-MVCP0604
アナログHD用電源重畳装置(4ch)
SC-MVCP0608
アナログHD用電源重畳装置(8ch)
HD-TVI→HD-SDIコンバーター
HD-SDI→HD-TVIコンバーター
AHD/TVI/CVI/CVBS
マルチフォーマット信号分配器
HD-TVI専用リピーター
電源アダプター
DC12V⁄1A